Difyとは?使い方・読み方・できることを初心者向けに解説【2026年版】

AI自動化ツール解説 アイキャッチ Dify

「AIチャットボットやワークフローを作りたいけど、プログラミングは分からない」——そんな非エンジニアでもAIアプリを構築できるのがDify(ディファイ)。この記事ではDifyの使い方・できること・他ツールとの違いを初心者向けに解説する。

Difyとは?30秒で理解する

読み方: ディファイ(Dify)

DifyはノーコードでAIアプリを作れるオープンソースプラットフォーム。プログラミングなしで、チャットボット・ワークフロー・RAG(社内文書検索AI)などを構築できる。

イメージとしては「AIアプリのノーコードビルダー」。WordPressがWebサイトのノーコードビルダーなら、DifyはAIアプリのノーコードビルダーにあたる。

項目内容
正式名称Dify(ディファイ)
種類オープンソースのAIアプリ開発プラットフォーム
開発元Dify.AI(LangGenius Inc.)
料金無料プラン(Sandbox)あり。有料は$59/月〜
セルフホストDocker Composeで自社サーバーに構築可能(無料)
日本語対応UIは日本語対応。ドキュメントも一部日本語あり

Difyでできること5選

1. AIチャットボットの構築

GPT-4oやClaudeなどのLLMを使ったチャットボットを、コードなしで構築できる。プロンプトを入力し、必要に応じてRAG(文書検索)やツール連携を設定するだけ。社内FAQ応答やカスタマーサポートボットが数十分で完成する。

2. RAG(検索拡張生成)でAIに社内文書を読ませる

PDF・Word・Markdownなどの文書をアップロードし、AIが内容を参照して質問に回答する仕組み(RAG)を構築できる。就業規則・製品マニュアル・過去の問い合わせ履歴などを読み込ませれば、社内文書Q&Aボットが作れる。→ 詳細は「DifyでRAGチャットボットを作る方法

3. ワークフローでAI処理を自動化

データ入力→AI処理→出力のパイプラインをノーコードで構築できる。問い合わせメールの自動分類、議事録の自動要約、レポート生成など、定型的なAI処理の自動化に最適。→ 詳細は「Difyワークフローの作り方

4. AIエージェントの構築

AIが複数のツール(Web検索・計算・API呼び出し等)を使い分けながら自律的にタスクを実行する「AIエージェント」を構築できる。ツールの追加はドラッグ&ドロップで可能。

5. 作ったAIアプリをAPIとして公開

構築したチャットボットやワークフローをREST APIとして公開し、自社のWebサイトやアプリから呼び出せる。チャットボットをWebサイトに埋め込んだり、社内システムと連携させたりできる。

Dify vs Claude Code vs ChatGPT|何が違う?

項目DifyClaude CodeChatGPT
目的AIアプリを作るコードを書く・修正する質問に答える・対話する
ユーザーPM・非エンジニア開発者全員
ノーコード◎(GUI操作のみ)△(自然言語指示)
RAG◎(ナレッジベース機能)△(MCP経由)○(GPTs)
ワークフロー△(Skills/Hooks)
コーディング
料金無料〜$59/月$20〜/月無料〜$20/月

使い分け: AIアプリを「作りたい」→ Dify。コードを「書きたい・直したい」→ Claude Code。「質問したい・対話したい」→ ChatGPT。

Dify vs n8n|自動化ツールとしての違い

比較項目Difyn8n
得意分野AIテキスト処理(チャットボット・RAG・要約・分類)サービス間連携(Gmail→Slack→Sheets等)
AI機能◎(LLM特化)○(AI Agentノードあり)
外部サービス連携△(HTTP Requestノード)◎(500+公式ノード)
セルフホスト◎(Docker)◎(Docker)
料金無料〜$59/月セルフホスト無料〜€20/月

AI処理が主目的ならDify、サービス間のデータ連携が主目的ならn8n。両方必要なら併用も可能。

Difyの使い方|5ステップで始める

  1. サインアップ: dify.aiにアクセスしてGoogleアカウントまたはメールで登録(無料)
  2. LLMの設定: 「Settings」→「Model Provider」でOpenAI/AnthropicなどのAPIキーを入力
  3. アプリ作成: 「Apps」→「Create App」でチャットボット/ワークフロー/エージェントを選択
  4. プロンプト設計: AIへの指示(システムプロンプト)を入力し、必要ならナレッジベースを接続
  5. テスト&公開: プレビューでテスト。問題なければ「Publish」で公開。URLが発行される

クラウド版(dify.ai)は無料のSandboxプランですぐに始められる。データを自社内に留めたい場合はセルフホスト版(Docker Compose)で構築できる。

Difyの活用事例

業種・部門活用例Difyの機能効果
カスタマーサポートFAQ自動応答ボットチャットボット + RAG一次対応の自動化
社内IT社内マニュアル検索AIRAGヘルプデスクの負荷軽減
マーケティングコンテンツ自動生成パイプラインワークフロー記事下書きの工数削減
営業提案書の自動下書きチャットボット + テンプレート資料作成時間の短縮
人事求人文面の自動生成チャットボット採用業務の効率化

よくある質問

Q: Difyは無料で使える?

クラウド版はSandboxプラン(無料)がある。月200メッセージ・アプリ5個・ストレージ50MBの制限あり。セルフホスト版はDocker環境があれば無料。→「Dify料金ガイド

Q: プログラミングは必要?

基本的な使い方はノーコードで可能。プロンプトの入力とGUI操作だけでチャットボットやワークフローが作れる。高度なカスタマイズ(カスタムツール・API連携等)にはPython/APIの知識があると便利。

Q: Claude Codeとの連携は?

直接の連携機能はないが、DifyのAPIを呼び出すMCPサーバーを自作すれば、Claude CodeからDifyのワークフローを実行できる。また、Dify上でClaude(Anthropic API)をLLMとして利用することは標準でサポートされている。

Q: 日本語のUIはある?

ある。Difyの管理画面は日本語に対応しており、設定画面で言語を切り替えられる。公式ドキュメントも一部日本語化されている。

Q: セキュリティは大丈夫?

クラウド版はSOC 2準拠を目指している。機密データを扱う場合はセルフホスト版でデータを自社サーバーに留めるのがおすすめ。

まとめ

Difyは「ノーコードでAIアプリを作るツール」。チャットボット・ワークフロー・RAGをプログラミングなしで構築でき、APIとして公開もできる。AIアプリ構築にはDify、コーディングにはClaude Code、サービス連携にはn8nという使い分け。料金の詳細は「Dify料金ガイド」、RAGチャットボットの作り方は「DifyでRAGを作る方法」、ワークフローは「Difyワークフローの作り方」で解説。