Cline vs Claude Code|課金モデルとモデル自由度で比較【2026年版】

ClineとClaude Code、どっちを選ぶ?——両方ともAIコーディングエージェントだが、課金モデル・モデル自由度・動作環境がまったく違う。この記事では開発者が実際に選ぶための判断基準を解説する。

Cline vs Claude Code|基本比較表

比較項目ClineClaude Code
提供元コミュニティ(OSS)Anthropic(公式)
動作環境VSCode拡張機能ターミナル(CLI)
課金モデルAPI従量課金(自分のAPIキーを使用)月額固定($20/月〜)
使えるAIモデル全社対応(Claude/GPT/Gemini/DeepSeek/ローカルモデル)Claude専用(Anthropicモデルのみ)
ツール本体の料金無料(OSS)Max Subscriptionに含まれる
自律的なファイル操作◎(承認制:各操作を承認/拒否できる)◎(自律実行:設定次第で全自動)
Git操作○(基本的な操作)◎(コミット・PR作成まで)
MCP対応◎(MCPクライアントとして強力)◎(MCPサーバー/クライアント両対応)
コード品質モデル依存◎(Opus 4に最適化)

最大の違い: 課金モデル

Clineはツール自体は無料で、自分のAPIキーを登録して使う。OpenAI/Anthropic/Google等のAPI料金を直接支払う従量課金モデル。一方Claude Codeは月額固定($20/月のMax 5x〜)で使い放題(使用量制限あり)。

利用頻度Cline(API従量課金)Claude Code(月額固定$20)お得な方
週1〜2回(ライトユーザー)$3〜10/月$20/月Cline
毎日1〜2時間$15〜30/月$20/月ほぼ同等
毎日3時間以上(ヘビーユーザー)$40〜100+/月$20/月(制限内)Claude Code

結論: 使用頻度が低いならCline、毎日使うならClaude Codeの方がコスパが良い。

2番目の違い: モデル自由度

ClineはあらゆるAIモデルに対応している:

  • Anthropic(Claude Opus/Sonnet/Haiku)
  • OpenAI(GPT-4o/o3)
  • Google(Gemini 2.5 Pro)
  • DeepSeek
  • ローカルモデル(Ollama/LM Studio経由)

Claude CodeはAnthropicモデル専用。Claude Opus 4やSonnet 4に最適化されており、他社モデルは使えない。ただしOpus 4はSWE-bench最高スコアを持つため、コーディング品質では優位。

Clineの特徴: Plan/Actモードと承認制

Clineには「Plan」モードと「Act」モードがある:

  • Plan: AIが計画を立てるだけで実行しない。内容を確認してからActに切り替える
  • Act: AIが実際にファイルを編集・コマンド実行する

また、各操作(ファイル編集・ターミナルコマンド実行)ごとに承認/拒否を選べるため、AIの動作を細かくコントロールできる。Claude Codeは設定次第で全自動実行が可能だが、Clineは「確認しながら進める」スタイル。

どっちを選ぶ?|判断チャート

  • VSCode内で完結したいCline
  • ターミナル操作が好きClaude Code
  • Claude以外のモデルも使いたいCline
  • 毎日ガッツリ使うClaude Code(月額固定の方が安い)
  • たまに使う程度Cline(使った分だけ課金)
  • 大規模リファクタリングが多いClaude Code(自律性が高い)
  • AIの動作を細かくコントロールしたいCline(承認制)

併用は可能?

可能。ClineはVSCode拡張、Claude CodeはCLIなので競合しない。日常的な小さな修正はCline(VSCode内で完結)、大規模なリファクタリングやGit操作はClaude Code(ターミナル)という使い分けが効率的。

併用時のコスト: Clineは使った分だけ($5〜15/月目安)+ Claude Code $20/月 = 月$25〜35程度

よくある質問

Q: ClineでClaude APIを使えばClaude Codeと同じ?

同じではない。Cline上でClaude Sonnet/Opusを使うことはできるが、Claude CodeはAnthropicが専用に最適化したエージェントフレームワーク上で動作しており、同じモデルでもClaude Codeの方がコーディング品質が高い傾向がある。

Q: Roo Code(Clineのフォーク)との違いは?

Roo CodeはClineからフォークされたプロジェクト。基本的な機能は同じだが、独自のカスタムモード機能等が追加されている。どちらもOSSで無料。好みで選んでよい。

Q: ClineのAPI料金はどれくらい?

使用するモデルと利用量による。Claude Sonnet 4で1日1〜2時間使う場合、月$10〜25程度が目安。GPT-4o-miniなどの安価なモデルを使えばさらに安くなる。Clineの設定画面でセッションごとの消費額が確認できる。

Q: セキュリティ面の違いは?

Clineは自分のAPIキーで直接API呼び出しを行うため、コードがAPIプロバイダーに送信される。Claude Codeも同様にAnthropicにコードを送信するが、トレーニングには使用しないと明言されている。ローカルモデル(Ollama等)を使えばコードを外部に出さずに済むのはClineの利点。

公式リンク

まとめ

Clineはモデル自由度◎・従量課金で少量利用に最適。Claude Codeは月額固定でヘビーユーザー向き・自律性◎。Claude Codeの詳細は「使い方ガイド」、料金は「料金ガイド」、Copilotとの比較は「3大ツール比較」、Cursor連携は「Cursor連携ガイド」で解説。