Claude CodeをVSCodeで使いたい——この記事では、拡張機能のインストールから設定、ターミナル版との使い分けまで、VSCodeユーザー向けに完全解説します。
Claude Code × VSCode|2つの使い方
Claude CodeをVSCodeで使う方法は2つあります。
| 方法 | 概要 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| ① 拡張機能 | サイドパネルでClaude Codeを操作。コード差分をインラインで確認 | エディタ内で完結したい人 |
| ② 統合ターミナル | VSCode内のターミナルでclaudeコマンドを実行 | ターミナル版と同じ操作感がほしい人 |
どちらもPro(月$20〜)以上が必要。無料プランでは使えない。→「料金ガイド」
VSCode 1.98.0以上が必要。公式ドキュメントに詳細な仕様がある。
方法①|VSCode拡張機能のインストールと設定
Step 1: 拡張機能をインストール
- VSCodeを開く
Cmd+Shift+X(Mac)またはCtrl+Shift+X(Windows)で拡張機能パネルを開く- 「Claude Code」で検索
- 発行元が「Anthropic」の公式拡張機能をインストール(インストール数1,600万超)
Step 2: ログイン
サイドバーにClaude Codeのアイコンが表示されるので、クリックしてAnthropicアカウントでログインします。
Step 3: 使い始める
サイドパネルのチャット欄に自然言語で指示を入力するだけです。例:
> このファイルのバグを修正して
> テストを追加して
> この関数をリファクタリングして
拡張機能の独自機能
VSCode拡張機能には、ターミナル版にはない独自の機能があります。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| インライン差分表示 | コード変更の提案をエディタ上でdiff形式で表示。Accept/Rejectで取捨選択 |
| ファイルコンテキスト | 現在開いているファイルを自動でコンテキストに含める |
| ワンクリック適用 | 提案されたコード変更をボタン1つで適用(作業時間が約30%短縮される体感) |
| エディタ連携 | 選択範囲をClaude Codeに送信可能 |
拡張機能の実際の使用感
拡張機能の最大の強みはインライン差分表示です。Claude Codeが「このコードをこう変えたい」と提案すると、エディタ上でGitのdiffのように変更箇所がハイライトされます。1行ずつ「Accept」か「Reject」を選べるので、コードの変更を細かくコントロールできます。
一方、ターミナル版では変更がテキストで表示され、Y/Nで一括承認する形。大量ファイルの一括修正にはターミナルの方が速いが、1ファイルの慎重な修正には拡張機能の方が安心。
@メンションでファイルを参照する
拡張機能の強力な機能が@メンション。プロンプトに@ファイル名と入力すると、そのファイルをコンテキストに含められる。あいまい一致にも対応。
# @メンションの使い方
> @auth.ts のバグを修正して # ファイル名であいまい一致
> @src/components/ のコンポーネントを一覧表示して # フォルダ指定(末尾スラッシュ)
> @app.ts#5-10 の5〜10行目を説明して # 行番号指定
エディタでテキストを選択した状態でプロンプトを送ると、選択範囲が自動でコンテキストに含まれる。Option+K(Mac)/ Alt+K(Windows)で@メンション参照を挿入することもできる。
autoSave設定(必須)
Claude Codeはディスク上のファイルを直接読み書きするため、autoSave設定が必須。
// VSCode settings.json に追加
{
"files.autoSave": "afterDelay",
"files.autoSaveDelay": 1000
}
これがないと、Claude Codeが編集したファイルが保存されず、後続の操作で古い内容を読み込んでしまう問題が発生する。
実務では拡張機能をメイン(コードの読み書き)、ターミナルをサブ(Git操作・/batch・SSH)で使い分けています。同じVSCode内で切り替えるだけなので、ウィンドウを行き来する必要がない。
方法②|VSCode統合ターミナルで使う
VSCodeのターミナルパネル(Ctrl+`)でclaudeコマンドを実行するだけです。ターミナル版と完全に同じ操作で、エディタとターミナルを並べて作業できます。
# VSCodeのターミナルで
cd ~/my-project
claude
> このプロジェクトのバグを修正して
この方法のメリットは、ターミナル版の全機能(/clear, /compact, /model, /batch等)がそのまま使えること。
重要: 拡張機能をインストールしても、ターミナルにclaudeコマンドは追加されない。統合ターミナルでclaudeを使うにはスタンドアロンCLIを別途インストールする必要がある。拡張機能はGUIパネル用のCLIをプライベートにバンドルしているが、それはターミナルのPATHには入らない。
# ターミナルでclaudeが使えない場合
# → スタンドアロンCLIをインストール
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
# 外部ターミナルからVSCodeに接続する場合
claude
/ide # Claude Code内でVSCodeとの接続を確立
拡張機能 ↔ CLI の会話共有
拡張機能で始めた会話をCLIで続行する方法:
# 拡張機能のセッションをターミナルで再開
claude --resume
# → インタラクティブピッカーでセッションを選択
逆にCLIで始めた会話を拡張機能で続行するには、セッション履歴(パネル上部)から該当のセッションを選択する。
拡張機能 vs ターミナル版|どっちを使うべき?

| 作業 | 拡張機能 | ターミナル版 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| 1ファイルの修正 | ◎ インライン差分が便利 | ○ | 拡張機能 |
| コードレビュー | ◎ エディタで差分が見える | ○ | 拡張機能 |
| 大量ファイルの一括修正 | ○ | ◎ /batchが使える | ターミナル |
| Git操作(commit/PR) | ○ | ◎ | ターミナル |
| SSH先のサーバー作業 | △ | ◎ | ターミナル |
| CLAUDE.md/Skills設定 | ○ | ◎ /initが使える | ターミナル |
| MCP連携 | ○ | ◎ | ターミナル |
結論:両方使うのが最強。1ファイルの修正やレビューは拡張機能、大規模作業やGit操作はターミナル版。VSCode内で切り替えるだけです。
VSCode版の設定おすすめ
公式キーボードショートカット
| ショートカット | Mac | Windows/Linux | 機能 |
|---|---|---|---|
| フォーカス切替 | Cmd+Esc | Ctrl+Esc | エディタ↔Claude Code間のフォーカスを切替 |
| 新タブで開く | Cmd+Shift+Esc | Ctrl+Shift+Esc | 新しい会話をエディタタブとして開く |
| @メンション挿入 | Option+K | Alt+K | 現在のファイルと選択範囲への参照を挿入 |
| 閉じたセッション再開 | Cmd+Shift+T | Ctrl+Shift+T | 直前に閉じたClaudeセッションを再度開く |
Cursor と Claude Code の違い
「VSCodeでAI」というとCursorが有名ですが、Claude Code拡張機能とCursorは競合する位置づけです。
| 項目 | Claude Code(VSCode拡張) | Cursor |
|---|---|---|
| ベースエディタ | VSCode(そのまま) | VSCodeのフォーク |
| 使えるAIモデル | Claude(Opus/Sonnet) | 複数(Claude/GPT/Gemini等) |
| ターミナル操作 | ◎(統合ターミナルで完全対応) | △ |
| エージェント型実行 | ◎ | ○ |
| 月額料金 | $20〜(Anthropicプラン) | $20〜(Cursor独自プラン) |
| 既存VSCode設定の引継ぎ | そのまま使える | 一部移行が必要 |
既にVSCodeの設定を細かくカスタマイズしている人は、Claude Code拡張機能の方が移行コストゼロ。Cursorに乗り換えると設定の再構築が必要になる。ただしCursorのTab補完とCmd+Kは非常に強力なので、Claude Code拡張だけでは完全な代替にならない。多くの開発者はCursorにClaude Code拡張を入れて併用している。
拡張機能とCLIの機能比較
拡張機能(GUIパネル)とCLI(ターミナル版)では使える機能に差がある。公式ドキュメントの比較表をベースにまとめた:
| 機能 | 拡張機能(GUI) | CLI(ターミナル) |
|---|---|---|
| スラッシュコマンド | 一部対応(/で確認) | 全コマンド対応 |
| MCPサーバー追加 | ✗(CLIで追加→GUIで管理) | ◎(claude mcp add) |
| インライン差分表示 | ◎ | ✗ |
| @メンション | ◎ | ✗ |
| 複数タブ並行 | ◎ | ✗(別ターミナルで可能) |
| Plan Modeでの計画書編集 | ◎(Markdownで表示+コメント) | ○(テキスト表示のみ) |
| チェックポイント巻き戻し | ◎(ホバーでrewindボタン) | ◎(/rewindコマンド) |
| !bashショートカット | ✗ | ◎ |
| 会話履歴の共有 | 共有される(拡張機能の会話をCLIで--resumeで続行可能) | |
ポイント: 拡張機能とCLIは同じ会話履歴を共有する。拡張機能で始めた会話をターミナルでclaude --resumeで続行できるし、その逆も可能。使いやすい方を場面に応じて切り替えればよい。
詳しい比較は「Cursor vs Claude Code比較」をご覧ください。
VSCode版の生産性を上げる設定5つ
- サイドバーにピン留め — Claude Codeのアイコンを右クリック→「Always Show」で常にアクセス可能に
- エディタグループを分割 — 左にコード、右にClaude Codeパネルを並べて表示。
Cmd+(Mac)で分割 - Auto Save有効化(必須) — ファイル→設定→Auto Save→afterDelay。これがないとClaude Codeが古い内容を読み込む
- Git Lens拡張との併用 — Claude Codeがコミットした履歴をGit Lensで視覚的に確認
- ターミナルの位置を右パネルに — ターミナル版を右パネルに配置し、エディタとターミナルを横並びに
拡張機能の主要設定一覧
VSCode設定(Cmd+,)→ Extensions → Claude Codeで変更可能:
| 設定 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
useTerminal | false | trueにするとGUIパネルの代わりにターミナルモードで起動 |
initialPermissionMode | default | 新しい会話の承認モード(default/plan/acceptEdits/bypassPermissions) |
autosave | true | Claude Codeが読み書きする前にファイルを自動保存 |
preferredLocation | panel | Claudeパネルの位置(sidebar/panel) |
useCtrlEnterToSend | false | EnterではなくCtrl+Enterでプロンプト送信 |
respectGitIgnore | true | .gitignoreパターンをファイル検索から除外 |
これらの設定は公式ドキュメントでさらに詳しく解説されている。
Plan Modeの活用
拡張機能でPlan Mode(計画モード)を使うと、Claude Codeが変更を実行する前に計画書をフルMarkdownで表示する。計画書にインラインコメントでフィードバックを書き込んでから実行を承認できるため、大きな変更を安全に進められる。
# Plan Modeの使い方
# 1. プロンプトボックス下部のモード指示器をクリック → "Plan" に切替
# 2. 指示を入力(例: 「認証システムをリファクタリングして」)
# 3. Claude Codeが計画書をMarkdownで表示
# 4. 計画書にインラインコメントで修正指示を追加
# 5. 「実行して」と指示すると実行開始
Plan ModeはinitialPermissionMode設定で新規会話のデフォルトにもできる。プロダクション環境の修正では常にPlan Modeを使うことを推奨。
複数セッションの並行実行
コマンドパレット(Cmd+Shift+P)から「Open in New Tab」で新しい会話タブを開ける。各タブは独立した履歴とコンテキストを持つため、異なるタスクを並行して進められる。
例: タブ1でバグ修正、タブ2でドキュメント生成を同時進行。タブアイコンの色付きドットでステータスが分かる(青=許可待ち、オレンジ=完了通知)。
VSCode版でのGit操作
Claude Code拡張機能からGit操作を直接指示できる。コミット、PR作成、ブランチ操作がVSCode内で完結する。
# Git操作の例
> 今日の変更をコミットして。メッセージは日本語で。
> feature/auth ブランチを作成して、認証機能をそこに移動して
> このブランチからmainへのPRを作成して
Claude Codeは変更内容を自動分析してコミットメッセージを生成する。PRのdescriptionも変更内容に基づいて自動生成される。VSCodeのSource Controlパネルと併用すると、変更の可視化とAIによるGit操作を組み合わせられる。
さらに--worktreeフラグでGit worktreeを活用すると、複数のタスクを独立したファイル状態で並行作業できる:
# Git worktreeで並列作業(ターミナル版)
claude --worktree feature-auth
# → 別のworktreeでfeature-auth ブランチの作業を開始
# → メインのworktreeには影響しない
実際の開発フロー|VSCode版の1日
| 時間 | 作業 | 使う方法 |
|---|---|---|
| 9:00 | PRのコードレビュー | 拡張機能(インライン差分で確認) |
| 10:00 | バグ修正 | 拡張機能(修正箇所をAccept/Reject) |
| 11:00 | 新機能の実装 | 拡張機能(コードを見ながら指示) |
| 12:00 | テスト作成 | 拡張機能(テストファイルを開いて指示) |
| 14:00 | 10ファイルの一括リファクタリング | ターミナル版(/batch) |
| 15:00 | コミット+PR作成 | ターミナル版 |
| 16:00 | 本番サーバーのログ確認 | ターミナル版(SSH経由) |
このように午前は拡張機能、午後はターミナル版という使い分けが自然にできる。
Chrome連携でブラウザテスト
Claude Code拡張機能はChromeブラウザとの連携もサポートしている。プロンプトに@browserと入力すると、WebアプリのテストやコンソールログのデバッグをVSCode内で完結できる。
# Chrome連携の使い方
> @browser localhost:3000 にアクセスしてコンソールエラーを確認して
> @browser ログインフォームのバリデーションをテストして
Chrome拡張機能「Claude in Chrome」v1.0.36以上が必要。ブラウザのログイン状態を共有するため、既にサインインしているサイトにアクセスできる。フロントエンド開発者にとって、ブラウザとエディタを行き来する手間がなくなる。
VSCode版でよくある問題と対処法
| 問題 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 拡張機能が見つからない | VSCode 1.98.0未満 | VSCodeを最新版にアップデート。Help→Aboutでバージョン確認 |
| ログインできない | ブラウザのポップアップブロック | ポップアップを許可してリトライ |
| レスポンスが遅い | 大きなプロジェクトでコンテキストが肥大 | /clearでリセット、または対象ファイルを絞る |
| 日本語が文字化けする | ファイルエンコーディングの不一致 | VSCode右下でUTF-8を選択 |
| 差分が表示されない | 拡張機能のバージョンが古い | 拡張機能をアップデート。コマンドパレット→Developer: Reload Windowで再読込 |
| Sparkアイコンが表示されない | ファイルが開かれていない | ファイルを1つ開くとエディタツールバーにアイコンが表示される。ステータスバー(右下)の「✱ Claude Code」からも開ける |
| macOSでCmd+Escが効かない | macOS Tahoeのゲームオーバーレイが競合 | システム設定→キーボード→ゲームコントローラー→ゲームオーバーレイのチェックを外す |
よくある質問
Q: VSCode拡張は無料で使えますか?
いいえ。拡張機能自体は無料ですが、使用にはAnthropicのPro($20/月)以上が必要です。
Q: 日本語で使えますか?
はい。ターミナル版と同じく、日本語で指示すれば日本語で返ってきます。
Q: ターミナル版との同時利用はできますか?
はい。拡張機能とターミナル版は独立したセッションなので同時利用可能。ただし使用量は共有プール(Pro: 5時間枠)から消費される点に注意。→「Pro/Max比較」
Q: CursorにもClaude Code拡張を入れられる?
入れられる。CursorはVSCodeのフォークなので、同じ拡張機能がそのまま動作する。→「Cursor × Claude Code連携ガイド」
Q: 拡張機能版でMCPサーバーは使える?
使える。チャットパネルで/mcpと入力して管理。ただしMCPサーバーの追加は統合ターミナルでclaude mcp addを実行する必要がある。→「MCPサーバーとは?」「おすすめ20選」
まとめ|VSCodeユーザーは拡張機能+ターミナルの併用が最強
Claude CodeをVSCodeで使うなら、拡張機能(インライン差分・@メンション・Plan Mode)とターミナル版(大規模操作・/batch・Git自動化)の併用がベスト。
拡張機能の最大の利点は、インライン差分で変更を1行ずつAccept/Rejectできること。ターミナル版の最大の利点は、/batchでの並列処理と全スラッシュコマンドへのフルアクセス。両方を同じVSCode内で切り替えるだけなので、ツールを行き来する必要がない。
VSCode 1.98.0以上であること、autoSave設定がONであること、Proプラン($20/月)以上であることの3つが前提条件。これさえ満たせば、5分でインストール→すぐに使い始められる。拡張機能はインストール数1,600万超の実績があり、安定性も十分。
Claude Codeの使い方は「使い方ガイド」(3-2-1ルール付き)、始め方は「始め方ガイド」、コマンドは「コマンド早見表」、Cursorとの比較は「Cursor比較」、CLAUDE.mdは「書き方ガイド」、料金は「料金ガイド」を参照。
参考文献・公式リソース
- VS Code で Claude Code を使用する(公式ドキュメント)
- Claude Code for VS Code(VS Code Marketplace)
- Claude Code 公式ドキュメント
- Anthropic 公式料金ページ
- Claude Code ベストプラクティス

